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 米原子力空母カールビンソンが、予定を変更して朝鮮半島近海に向かうことになった。韓国側は、米中首脳会談で北朝鮮問題の話し合いが不調に終わった結果、米国が「砲艦外交」に出たとみている。国際社会から孤立した北朝鮮は態度を硬化させている。武力挑発なども予想され、朝鮮半島は緊張が高まっている。

 韓国政府関係者によれば、カールビンソンの朝鮮半島近海への到着は25日ごろになる見通し。トランプ大統領が8日、韓国の黄教安(ファンギョアン)首相(大統領権限代行)に電話で米中首脳会談の結果を説明した際、空母派遣への言及はなかった。この関係者は米国の意図について「北朝鮮政策で中国から思うような回答が得られず、力を背景に局面転換を図る方針に変えたようだ」と語る。

 一方、北朝鮮の労働新聞(電子版)は9日付の論説で「我が軍隊と人民は、明日直ちに核戦争が起きても恐れない」と強調。北朝鮮外務省は8日、報道官談話を発表し、米国のシリアへの攻撃について「それに驚く我々ではない」とした。

 韓国政府関係者は「沈黙しないでほえるのは、おびえている証拠。今頃、平壌では米軍にどう対応するか協議の真っ最中だろう」と語る。北朝鮮は昨年7月7日付の外務省声明で、米朝接触を遮断し、戦時法を適用すると宣言。以降、米朝当局間の対話は途絶えている。

 北朝鮮は11日、国会にあたる最高人民会議を開く。同日は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が最高指導者のポストである党第1書記に推戴(すいたい)されて5周年。15日は金日成(キムイルソン)国家主席生誕105周年にあたる。25日には北朝鮮軍創建85周年にあたり、軍事パレードが予定される。

 韓国政府などによれば、北朝鮮は東西両岸に弾道ミサイルを搭載した移動発射台を展開。東北部の咸鏡北道豊渓里(ハムギョンブクトプンゲリ)の実験場では6回目の核実験に向けた動きも確認されている。

 こうした緊張状態の中でも、韓…

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