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■カヌー競技リオ五輪銅メダリスト・羽根田卓也さん

 激流に設けられたゲートを下流へ、時に流れに逆らいくぐり抜け、タイムを競うカヌーのスラローム。昨年のリオデジャネイロ五輪でカナディアン種目3位に入り、カヌーでアジア選手初のメダルに輝いた。

 そのリオに向けて、拠点のスロバキアから出発する前日。この競技の第一人者、ミハル・マルティカンと偶然練習で一緒になった。

 「行ってくる」とあいさつした別れ際、マルティカンが声をかけた。

 「東京まで待つな」

 はっとした。北京五輪で14位、ロンドンで7位と力を伸ばし、リオではメダルを目標に、自分では100%やってきたつもりだった。だが次の東京では自国開催の枠がある。「リオでダメでも東京があると、甘えがどこかにあったのかもしれない」。心の隙を突かれた気がした。

 世界との壁を痛感し、18歳の時に練習環境の整ったスロバキアに単身飛び込んだ。当時、マルティカンは同国の英雄であり、雲の上の存在。1996年のアトランタ五輪でカヌー史上最年少の17歳で金メダルに輝いて以降、世界のトップを走り続けている人だった。

 大会で順位を競うようになると…

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