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 米国のシカゴ国際空港で9日、米ユナイテッド航空が自社の便に職員を乗せるため、すでに搭乗していた乗客を機内から引きずり下ろす映像が交流サイトで拡散し、同社への強い批判が起きている。ミュノス最高経営責任者は「全職員にとって心が乱れる出来事。何が起きたのか詳細に調査を行う」との声明を出した。

 この便はケンタッキー州ルイビル行きで、米CNNによると、ルイビルで別の便に乗務する乗員4人を乗せようとした。過剰予約で座席が足りなかったため、自発的に便の振り替えを受け入れてくれる人を探したが見つからなかった。

 乗り合わせた乗客のフェイスブックへの投稿によると、航空会社側が乗客を選んで飛行機から降りるように求めた。乗客の男性は「自分は医者で、翌朝に病院に行かなければならない」と拒んだが、無理やり連れ出されたという。

 映像では、アジア系の男性が空港の治安当局の職員に両腕をつかまれ、通路を仰向けでずるずると引きずられていた。

 交流サイト上では「ユナイテッド便には乗らない」という声のほか、男性がアジア系だったことから「人種差別だ」との指摘も出ている。乗客が投稿した映像は米東部時間の10日夜時点で1千万回以上再生されている。(ニューヨーク=鵜飼啓

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