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 発生1年となる熊本地震について、政府の地震調査委員会は11日、「地震活動は減衰しつつも当分は現状程度の活動が続く」という評価を公表した。

 調査委によると、昨年4月14日~今月10日に震度1以上を計4291回観測した。昨年5月は529回だったが、今年3月は25回。過去の地震と比べ、発生直後は余震が多かったが、その後の減り方は過去と同様の傾向だという。

 ただ、熊本周辺ではマグニチュード(M)6程度の地震が1889~95年に4回、1619~25年に2回などと、数年のうちに続いた例が複数ある。

 平田直委員長は「同じような揺れは今後もあると考え、家や家具が倒れないような備えをしてほしい」と話した。

 熊本地震では4月14日のM6・5、16日のM7・3の地震でともに震度7を観測。消防庁のまとめでは3月末までに、関連死を含めて死者225人、負傷者2747人、全壊家屋8689棟の被害が出ている。