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 米ユナイテッド航空が自社便に搭乗していた乗客を引きずり下ろした問題で、同航空のムニョス最高経営責任者(CEO)は11日、「無理やり排除された乗客と乗り合わせた全ての乗客に深く謝罪する」との声明を出した。同航空への非難が高まる中、ムニョス氏は従業員宛てのメールで、降ろされた乗客に責任があるとの考えを示し、さらに批判を受けていた。

 事件が起きたのは9日のシカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きの便。すでに満員だった便にユナイテッド航空が従業員4人を乗せるため、すでに搭乗していた乗客4人に飛行機を降りるよう依頼。拒んだ1人が空港治安当局者に引きずりだされる映像が拡散し、同航空の対応を問題視する声が上がっていた。

 ムニョス氏は声明で、「今回の恐ろしい出来事は憤慨や怒り、失望などさまざまな感情を引き起こした」などとした上で「我々はすべての責任を取り、問題を正すように努める」とした。4月末までに乗員の動きや予約超過の際の対応方法、治安当局との協力のあり方などについて見直すという。(ニューヨーク=鵜飼啓