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 死への向き合い方をとらえ直そうと葬祭業界が知恵を絞るなか、一般の人々の間でも死生観への関心が高まっている。自分の死が差し迫った時、いったい何を思うのか。そんな疑問に真っ向から取り組む寺院のワークショップ「死の体験旅行」が、静かな人気を集めている。

 3月下旬の午後7時、東京都豊島区の金剛院に、約20人の参加者が集まっていた。少し緊張した雰囲気が漂うなか、講師を務める横浜市神奈川区の寺院「倶生山(ぐしょうさん)なごみ庵(あん)」の住職浦上哲也さん(43)は、「講座名が刺激的に聞こえるようですが、何か怖いことや厳しいことをするわけではありません。つらくなったら途中でやめてしまっても構わないんです」と、ほほえみながら説明した。

 講座は、病にかかって病状が進行し、命を終えるという「物語」に自分を投影することで、死を追体験する内容。物語のなかに、仏教的な要素や説法はない。

 もともとは米国のホスピスで始まったとされている手法だ。浦上さん自身、「僧侶として葬儀や法事に慣れてしまうのが嫌で、亡くなった方やご遺族の気持ちにもっと近づけるように」と医療従事者向けの講座を受講。その内容をアレンジして「死の体験旅行」を開催している。

 参加者はまず、名刺サイズのカ…

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