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 上野動物園でメスのニシゴリラ、モモコ(33)が子どもを妊娠した。順調なら9月下旬から10月中旬に出産する予定だ。

 園によると、1月中旬にモモコと、オスのハオコ(23)の交尾が確認された。間もなく偏食や水を飲む量が増えるといった、妊娠に伴う体調変化がみられたという。

 園の説明では、ゴリラの国内の出産は15例。野生のゴリラは1頭のオスと複数のメス、その子どもたちでつくる群れで暮らすが、動物園では単独飼育が多かった。単独の場合、異性とのコミュニケーションが上手にとれず、子育ても孤立しがちな課題があった。

 上野動物園では1993年から群れによる飼育を開始。96年に故郷の西アフリカに近い環境を再現した「ゴリラの住む森」が完成した。現在、ハオコを中心とする7頭で生活している。モモコはこの森での生活で子ども4頭を出産。昨年10月にも産んだが、その日のうちに死んだ。同園教育普及課の金子美香子課長は「今度は無事に育ってほしい」と話した。(西村奈緒美)