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 シリアで化学兵器が使われた疑惑について、国連安全保障理事会は12日(日本時間13日早朝)、攻撃を非難し、同国政府に調査への協力を求める決議案の採決を行った。しかし、ロシアが拒否権を行使し、米英仏が作成した決議案は廃案となった。中国は棄権した。安保理の機能不全を改めて印象づける結果となった。

 英国などは攻撃に使われた化学兵器は「サリンか類似の物質」で、シリア政府が関与したとの疑いを強めている。疑惑の解明を巡っては、これまで米英仏案とロシア案、非常任理事国10カ国案の3案が協議されてきたが、米国がシリア攻撃に踏み切ったことで、協議は中断。米英仏が今週になって「修正版」を配布し、採決にかけられた。

 賛成したのは、米英仏のほか、日本やエジプトなど10カ国。反対はロシアとボリビアの2カ国。棄権は中国など3カ国。採択には、理事国15カ国のうち9カ国以上の賛成と常任理事国(米英仏中ロ)が拒否権を行使しないことが必要。

 決議案は、攻撃を非難し化学兵器禁止機関(OPCW)などの調査への全面協力を求める内容。シリア政府には飛行計画や記録の提出、調査チームの空軍基地への立ち入り許可などを義務づけていた。米英仏の当初案にもあったものでロシアが反発。「修正版」にも残ったため、ロシアの拒否権行使は確実視されていた。米英仏には廃案覚悟で採決に持ち込むことで、ロシアへの国際的な圧力を強める狙いがあった。

 英国のライクロフト国連大使は…

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