【動画】高尾山の登山道を走行して山頂まで到着できる東京消防庁の小型救急車=山本裕之撮影
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 年間250万人以上が登る高尾山(東京都八王子市、599メートル)でのけが人救助のため、東京消防庁が特殊な小型救急車を導入する。登山道を走行して山頂まで到着できる都内初の救助車両だ。自動式心臓マッサージ器なども新しく搭載、救援用の資材や機材も充実させた。

 地元の八王子消防署管内へ今月22日に配備予定の小型救急車は、一般的な救急車より全長は150センチ、幅は20センチ小さく、高さも40センチ低い。4輪駆動で悪路にも強い。暗い樹林の中でも活動できるように車両の両側にLED照明灯も付けた。

 高尾山は都心に近く、手軽に登れる山として人気がある。2007年にミシュランの旅行ガイドで三つ星と評価され、一気に登山者が増えた。

 高尾山でケーブルカーを運行する高尾登山電鉄のまとめでは、年間120万~130万人だった利用客は昨年度210万人になった。ケーブルカーを使わない登山者も多く、実際は250万~300万人が山頂を目指し、「世界一登山者が多い」とも言われる。

 一方でけが人も急増。八王子消防署によると、07年のミシュラン掲載前の119番は100件程度だったが、年々増え、ここ数年は約2倍になっている。

 これまでは急病人が出ると、救…

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