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 復興支援音楽祭で葉加瀬さんたちアーティストが高校生と共演するのは、昨年に続き2回目。今回は、歌詞のない葉加瀬さんの曲「ひまわり」に歌詞をつけ、みんなでコラボレーションするというのが企画の目玉だ。

 「ひまわり」は、震災が起きた時のNHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」の主題曲。当時、番組はいったん中止になったが、再開すると、葉加瀬さんのもとには多くの被災者から「この曲が朝かかることで、どれだけ勇気づけられることか」という手紙が届いた。以来、葉加瀬さんにとって「ひまわり」は復興に向けての応援歌になった。今年も高校生たちと共演するなら「これしかない」(葉加瀬さん)と決まった。

 歌詞は「ふるさと」をテーマにしてそのアイデアを福島、宮城、岩手3県の子どもたちから募集。昨年11月下旬から12月末までに計45通が集まった。これらを参考に作詞家の松井五郎さんが歌詞を完成させ、柏木さんが合唱曲に仕立てた。

 できた歌詞は、こんな表現で始まる。

 「あふれる涙が/見ていた海の色/優しく寄り添う/季節の声がする」

 そして、1番のさびの部分はこう語りかける。

 「悲しみに負けないように/いつも明日を信じて/忘れないで 顔を上げれば/誰もみんな ひまわりになれる」

 「応募者たちの思いとトータルで近くなった」と松井さん。柏木さんは「この歌詞なら前向きにもなれるし、過去も忘れない。詞がのったことで『本当のひまわり』になった気がする」と感想を語った。

 葉加瀬さんが松井さんにお願いしたのは「もともと曲調として『未来』や『希望』というものを持っているので、その辺りを言葉としてつむいでほしい」ということ。そのイメージ通りになったという。「どんどん夢を持って、あすに向かっていくという歌詞になった」と喜んだ。