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 中国の2017年1~3月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響をのぞいた実質で前年の同じ時期と比べて6・9%増えた。16年10~12月期より0・1ポイント拡大し、政府が今年の成長率目標とする6・5%前後を大きく上回った。国家統計局が17日発表した。

 同時に発表された主要統計を見ると、1~3月期は民間による投資が回復したのに加え、政府主導のインフラ投資が成長を押し上げた。中国は20年にGDPを10年の倍にするとの目標を掲げる。それには今年の成長率目標「6・5%前後」の達成が重要なことから、政府主導で成長を下支えする方針とみられる。

 民間の投資は前年の同じ時期より7・7%増え、増加幅は2・0ポイント拡大した。金融市場が混乱した15年に比べ、16年の経済が比較的安定していたことが民間企業の心理に影響したようだ。インフラ投資は前年の同じ時期より23・5%と大幅に増え、増加幅も3・9ポイント拡大した。不動産開発投資も9・1%増と過熱気味になっており、増加幅は2・9ポイント拡大した。

 一方、小売り売上高は10・0%増で、増加幅は0・3ポイント縮小。経済を引っ張ってきた消費はやや鈍化した。堅調な先進国経済を背景に、輸出額は14・8%増となり、成長率の押し上げ要因になった。鉱工業生産は前年の同じ時期より6・8%増え、増加幅も1・0ポイント拡大した。(北京=福田直之)