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 災害や事故などに遭ったとき、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の予防には、ブロックを組み合わせるコンピューターゲーム「テトリス」が有効との研究結果を、スウェーデン・カロリンスカ研究所などが国際科学誌「モレキュラー・サイカイアトリー」に発表した。画面の上から次々と落ちてくる様々な形のブロックを隙間なく並べる作業に追われ、ショックな場面が記憶に焼き付くのを妨げる効果が期待できるという。

 研究チームは2014~15年、英オックスフォードの病院で、自動車事故に遭ったり目撃したりした71人を対象に実験した。半数の人には事故から6時間以内にゲーム機「ニンテンドーDS」を渡し、テトリスをしてもらった。その後、1週間で、事故を急に思い出すフラッシュバックの回数を調べると、テトリスをしなかった人は平均23回だったのに対し、テトリスをした人は平均9回に抑えられたという。

 PTSDを防ぐために様々な研究が進むが、研究チームは「テトリスは低コストで簡単。対処法として有望だ」としている。(杉本崇