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 ローマ・カトリック教会の前法王ベネディクト16世は17日、故郷のドイツ南部バイエルン州からの使節をバチカンに迎え、90歳の誕生日をビールで乾杯して祝った。今年は誕生日当日の16日がキリスト教の復活祭に重なったため、翌日にささやかに祝うことになったという。93歳になる前法王の兄も駆けつけた。

 前法王は2013年、高齢による力の衰えを理由に約600年ぶりに生前退位した。退位後は名誉法王としてバチカン内の旧修道院で静かな生活を送っている。12日にはフランシスコ法王がお祝いに訪れた。

 12日付のイタリア紙レプブリカ(電子版)などが報じた前法王の側近のインタビューによると、前法王は高齢のため脚が弱り歩行器を利用しているが、健康を保っており、読書や書き物を続け、音楽鑑賞を楽しんでいるという。(ローマ=山尾有紀恵)