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 ネット通販大手のアマゾンは18日、百貨店大手の三越伊勢丹の総菜などをネットで受注し、配送するサービスを始めたと発表した。千代田、中央など東京都内8区と千葉県浦安市に限り、指定した2時間の範囲で届ける。

 三越日本橋本店の総菜や生鮮品など約700点が対象で、アマゾンの有料会員に当日や翌日で指定した時間に商品を届ける「プライムナウ」の配送サービスを使う。配送料は540円で、9千円以上購入すると無料になる。日本橋近辺のオフィスへのオードブルやランチ向けの宅配を想定しているという。

 三越伊勢丹には、「デパ地下」総菜の力で、接点の少ない若者など新たな顧客の開拓につなげる狙いがある。

 アマゾンはこの日、ドラッグストアを展開するマツモトキヨシ、ココカラファインとも提携。都内10区や神奈川県の一部に薬などの商品を最短1時間以内で届けるサービスを始めた。

 アマゾンの当日配送を巡っては、宅配便最大手のヤマト運輸が人手不足などを理由に縮小する方向で交渉中。ただアマゾンは、プライムナウには通常の配送とは別に専属の中小業者などがいると説明。三越伊勢丹側も「配送員が可能な範囲で受注するので、人手不足の助長にはならない」と話している。(牛尾梓