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 川崎市川崎区で15日朝、横浜銀行勤務の児玉征史さん(52)=横浜市鶴見区=が踏切内にいた男性(77)を助けようとして、ともに死亡した事故で、現場となった京浜急行・八丁畷(はっちょうなわて)駅近くの踏切前に京急が献花台を設けた。夏のような陽気になった18日は、花束のほかに缶ビールなども供えられ、前を通る市民らが次々に手を合わせていた。

 横浜銀行の後輩たちの姿もあった。佐々木元浩さん(39)は「信じられない」。西本高規さん(38)は「とても優しい方でした」と語り、「冷たいものを飲んでもらいたい」と缶コーヒーを供えた。

 現場には、東武伊勢崎線・竹ノ塚駅(東京都足立区)近くの踏切で起きた死傷事故(2005年)で母を亡くした加山圭子さん(61)も、17日に献花に訪れている。踏切事故の遺族でつくる「紡ぎの会」代表も務める加山さんは「踏切は棒一本。無防備で危ない。国や鉄道会社は事故の実態を調べてほしい」と訴えた。(斎藤茂洋)