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 森友学園への大阪府豊中市の国有地売却をめぐり、国の予算措置方針に言及したファクスを学園側に送ったのは国家公務員法の守秘義務違反にあたる疑いがあるとして、安倍昭恵首相夫人と夫人付の政府職員に対する告発状を、高松市の男性(69)が大阪地検特捜部に提出した。18日付。特捜部は受理するかどうかを慎重に検討するとみられる。

 告発状によると、職員は学園の籠池泰典氏から国有地の契約について問い合わせを受け、2015年11月にファクスで回答。その中に工事費の立て替え払いは16年度に「予算措置を行う方向で調整中」との記述があり、告発した男性は、職務上知り得た秘密を漏らす行為にあたると指摘。「本件は昭恵夫人にも報告した」とも書かれており、男性は「昭恵夫人は優越的な立場から秘密漏洩(ろうえい)をそそのかした」と主張している。

 一連の問題をめぐっては、籠池氏が国の補助金を不正に受給したとする補助金適正化法違反容疑と、国有地を不当に安く売ったとする財務省近畿財務局職員に対する背任容疑について、いずれも特捜部が告発を受理して調べている。