日本の15歳の子どもが1日の間、学校外でインターネットを使う時間は90分で、他国に比べてかなり控えめ――。こんな傾向が経済協力開発機構(OECD)の調査で分かった。加盟国の平均は1日146分で、最長のチリは195分、最短の韓国は55分だった。

 OECDは、15歳を対象とした学習到達度調査(PISA)を3年ごとに実施しており、生活習慣なども調べている。ネットの利用状況もその一環として、2015年に調査した。

 各国の中で、学校の勉強のためにネットを使ったり、コンピューターを使って宿題をしたりする頻度も、日本が最も低かった。結果を分析した国立教育政策研究所の担当者は「日本の学校では紙の課題や提出物が多く、先生もネット利用を生徒に求めていないのでは」と話す。ただ、PISAの結果では日本は上位グループに入っており、ネット利用の少なさが学力にとって課題だとは言えないという。

 一方、日本の15歳児は「毎日」か「ほぼ毎日」、1人用ゲームで遊ぶ(計43・6%)、LINEなどでチャットをする(計83・1%)と答えており、各国の中でトップレベルだった。電車の移動中などの「隙間時間」にゲームや友達とのやりとりをしている姿が浮かぶ。(根岸拓朗)