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 日本航空が、車椅子やベビーカーを利用する客の手荷物を運ぶロボットの実証実験を福岡空港で始めた。内蔵するレーザーで人や障害物を認識して避け、効率的なルートを選んで運搬する。同社が客向けに手荷物を運ぶロボットの実験をするのは全国初だという。

 19日、福岡空港で報道関係者向けのお披露目会があった。ロボットは、車椅子の客に扮した同社社員のキャリーケースやお土産の袋などを載せ、到着口からバスやタクシーの乗り場付近まで進んだ。人で混み合い、通路が狭くなると一時、動きを止める場面もあった。

 福岡空港の同社の便では、1日約10人が車椅子を利用。係員1人で案内するが、車椅子を押しながら複数の荷物を運ぶのが課題だった。

 ロボットはオムロンの「LDシリーズ」。元々は工場内での荷物搬送を視野に開発された。実験は17~28日、それぞれ最大60キロ、130キロを積める2台で行う。日本航空は実験を踏まえ、正式な導入について検討する。(山下裕志)