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 財務省が20日発表した2016年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を引いた「貿易収支」は4兆69億円の黒字だった。年度単位での黒字は6年ぶりで、11年の東日本大震災後初めて。円高や原油安で、輸入額が大きく減ったことが影響した。

 輸出額は前年度比3・5%減の71兆5247億円、輸入額は同10・2%減の67兆5179億円。16年度の為替水準は平均で1ドル=108円41銭と前年度より10・0%も円高で、原油の輸入価格も平均で2・5%減の1バレル=47・7ドルで推移した。この結果、液化天然ガス(LNG)の輸入額は26・6%減、原油も16・1%減となり、全体の輸入額を大きく押し下げた。

 米国が問題視する対米貿易黒字額は、8・2%減の6兆6294億円だった。

 また、同日発表された3月の貿易収支は自動車部品などの輸出が好調で、6147億円の黒字だった。黒字は2カ月連続。輸出額は前年同月比12・0%増の7兆2291億円。輸入額は15・8%増の6兆6144億円だった。

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