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 朝鮮半島情勢が緊迫する中、韓国軍と米軍は20日、韓国西部の群山(クンサン)空軍基地で有事を想定した大規模な合同訓練「マックスサンダー」をメディアに公開した。米韓両軍が連携した場合の実戦能力の高さを示し、北朝鮮の軍事的挑発を抑止する狙いがある。

 両国空軍による同訓練は、米韓軍の共同作戦能力の強化を目的に、2008年以降、年1回実施されている。今年は4月17~28日の日程で、在韓米軍F16戦闘機など約80機が参加。北朝鮮を名指ししてはいないものの、「同盟国が直面しうる威嚇」を想定したシナリオに沿って、仮想標的を精密攻撃する訓練などが行われた。

 インタビューに応じた韓国空軍の李範哲(イボムチョル)大佐(48)は「敵の挑発時は徹底的に反撃し、(挑発したことを)後悔させられるように万全の準備をしている」と語った。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の軍総参謀部報道官は14日、米韓の合同訓練やトランプ政権の対北朝鮮政策を批判し、群山基地を含む在韓米軍基地を「数分で焦土化」できるといった声明を発表している。(群山=武田肇