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 トロッコ電車の名前で親しまれる黒部峡谷鉄道が20日、宇奈月―笹平間(7・0キロ)で今シーズンの営業運転を始めた。運転開始を待ちわびた観光客らはホームから手渡された紙テープを握りしめ、電車が動き出すと歓声を上げながら宇奈月駅を出発していった。

 宇奈月温泉のおかみたちで組織する「かたかご会」の浜田昌子会長は「5日前のアルペンルート開通は吹雪で大変だったけど、今日はよい天気で初日を迎えられてよかった。少しお客さんが減った今冬だったけど、今日からはトロッコと私たちがお待ちしています」と期待を込めた。熊本市から観光に訪れた原田和子さんは「初めてのトロッコを楽しみにしていた。この後、雪の大谷と黒部ダムに回ります」と声を弾ませた。

 トロッコ電車は5月1日から宇奈月―鐘釣間(14・3キロ)、同5日から宇奈月―欅平間(20・1キロ)の全線で開通する。(高津守)