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 憲法改正の是非を問う国民投票で賛成が過半数を占めたトルコ。2019年に予定される大統領選の勝者は、絶大な権力を手にすることになった。現時点で最有力とみられるのは、親イスラム与党・公正発展党(AKP)の事実上のリーダーで、改憲を推し進めた現職のエルドアン大統領だ。改憲反対派は独裁化を警告したが、多様な人々に支持されている。

 16日に投開票された国民投票は投票率85・32%で、賛成51・41%、反対48・59%。賛成は反対を約138万票上回り、高等選挙委員会は近く最終結果を発表する予定だ。これが官報に掲載された時点で改憲が実現するが、計18条のうち大統領の新たな行政権限を定めた条項など15条は、19年に実施予定の大統領選以降に有効となり、議院内閣制から大統領が強い権限を持つ大統領制へ移行する。

 昨夏のクーデター未遂事件以降、批判勢力への弾圧を続けるエルドアン氏が19年の大統領選で当選すれば、独裁へ突き進むことを世俗派の野党や欧州諸国は危惧している。

 国民投票で投票者の7割以上が賛成票を投じた中部コンヤ。同地のAKP支部に所属するキャーミル・キルジさん(25)は、「エルドアン氏は誰にも邪魔されずトルコを引っ張っていける。トルコは先進国と張り合える」と語る。

 高校中退後、建設現場で働くキルジさんは、オスマントルコ帝国(1299~1922)に学ぶべきだと訴える。帝国はイスラム教を基盤とし、最盛期には西アジアから北アフリカ、バルカン半島まで支配した。

 「トルコはイスラム世界の代表…

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