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 国民体育大会を主催する日本体育協会が、名称を「日本スポーツ協会」に変更する方針を固めた。名称変更されれば69年ぶりとなり、1911年に「大日本体育協会」として創設して以来続く「体育」の文字が消えることになる。20日に都内で開いた理事会で「変更の議案を6月の理事会で審議予定」と報告した。

 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、「体育」より広い意味を持ち、自発的に楽しむ「スポーツ」へと、文言を置き換える流れの一環という。

 同協会は、日本が五輪に初参加した1912年ストックホルム大会に向けて、その前年に「大日本体育協会」として設立され、競技団体の統括組織として存在してきた。戦後の1948年に現在の名称になった。

 「体育」の文言をやめ、「スポーツ」への変更は、創立100周年の2011年などこれまでも何度か検討されてきたが、08年に行った加盟団体への調査で、「賛成57%、反対38%」の結果になるなど、見送られてきた経緯がある。

 今回も武道系の団体を中心に「スポーツという文言を使うことで、勝利至上主義に陥らないか」などの反対意見はあるものの、2015年10月にスポーツ庁が設置されるなど、「スポーツ」の広義が浸透したことで、「賛成71%、反対26%」と、賛成票が伸びた。

 同会の泉正文専務理事は、10月の「体育の日」から「スポーツの日」への変更を超党派のスポーツ議員連盟が検討している動きを例に挙げ、「その動きと連動している。武道系の反対意見ももっともだが、話せば理解してもらえる。丁寧に対応したい」と話す。

 同会が主催する「国民体育大会(国体)」の名称についても「国民総合スポーツ大会」などの新名称が検討されているが、調査では「賛成53%、反対45%」と意見が分かれている。(増田創至)