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 30代でがんを発症し、治療と同時に不妊に向き合った女性2人が昨年、不妊に悩む女性向けに情報発信する会社を設立しました。今秋には、自らの経験を生かし、不妊治療の履歴や医療費をスマートフォンで一括管理できるアプリを配信する予定です。

 元広告会社員の西部沙緒里さん(39)とフリーランスの空間デザイナー黒田朋子さん(38)。2人は2016年9月、「ライフサカス」(東京都世田谷区)を設立。女性に向けたポータルサイト「UMU」(http://umumedia.jp/別ウインドウで開きます)を運営し、不妊治療で子どもを授かった人や死産経験者、養子を迎えた夫婦、産まなかった人らのインタビューを実名と顔写真つきで随時配信している。

 西部さんは14年、36歳で乳がんが見つかった。3度の手術など1年間の闘病中、医師にがん治療の影響で妊娠する可能性が低くなると告げられ、「がん告知よりも精神的にこたえた」と振り返る。

 がんの治療と並行して不妊治療クリニックに通い始めると、悩みは深まった。どの施設を選べばいいの? いくら費やせば? いつまで治療を続けるべきなのか? 「産めないかもしれないと思い詰めるなかで、様々な疑問や苦しみが押し寄せた。だけど、誰にも相談できませんでした」

 そんな時に、夫の仕事仲間の黒田さんを紹介された。

 黒田さんは11年5月に急性骨髄性白血病が判明し、告知当日に入院、抗がん剤投与が始まった。当時32歳で結婚2年目。病室のベッドでネット検索するうち、やはり、薬の副作用で卵子を作れなくなる恐れがあると知った。

 主治医からは出産より治療を優先させるよう諭されたが、黒田さんは「産む希望も捨てたくなかった」。一時外泊中に、不妊クリニックへ通い始めた。2カ月後、採取できた卵子3個中、受精した1個を凍結保存した。

 西部さんは不妊治療を経て、現在妊娠中。黒田さんは、体調が万全ではなく凍結卵をまだ体内に移植していないが、2人に共通していたのは「不妊治療についての無知」だった。

 不妊治療は主に民間クリニック…

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