政府は21日、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長=今井敬・経団連名誉会長)が13日に開いた会合の議事概要を公表した。陛下は退位後、全ての活動を新天皇に移行するべきだとの方向で意見がまとまった。有識者会議は21日夕方の会合で最終報告を取りまとめ、安倍晋三首相に提出する予定。

 議事概要によると、13日の会合では、退位後の陛下の尊称は「上皇」、皇后さまは「上皇后」が望ましいと確認。上皇は、摂政や臨時代行、皇室会議の議員に「就任するべきではない」との認識で一致した。上皇と上皇后は、皇籍を離脱できないようにすることや、天皇、皇后と同様に「陵」に埋葬することが「適当」とした。

 陛下の退位により皇位継承順位第1位となる秋篠宮さまについては、「秋篠宮家」を存続し、「皇太子待遇」とするため「皇族費」を皇太子ご一家並みに増額する必要があるとの認識を共有。最終報告に「皇族数の減少への対策は今後一層先延ばしのできない課題。国民各界各層で議論が深められていくことを期待する」という趣旨を盛り込む方向となった。