(21日、フィギュア世界国別対抗戦)

 関東で桜は散り始めていた。だからこそ、ペアで女性の須藤澄玲は思ったという。「リンクで桜を咲かせたい」。男性のブードロオデも「桜と同じぐらい美しいスケーティングを見せたい」。森山直太朗作曲の「さくら」の柔らかな音色に乗せて2人が舞った。

 だが、ジャンプでミスが続いた。序盤の3回転サルコーで須藤が転倒。続くスロージャンプでも着氷が乱れた。須藤は「悔しい。でもそこからしっかり切り替えることができた」。

 結成2シーズン目。終盤のステップ、スピンともに息の合った演技で観衆を魅了した。54・84点で最下位の6位。リンク上では思い描いた通りの“満開”とはいかなかったが、須藤は「日の丸が振られる中で最後まで拍手をいただいた。うれしかった」と笑みを浮かべた。

 3~4月の世界選手権はショートプログラム17位で上位16組に入れず、フリーに進めなかった。そのフリーの演技を、22日に披露する。ブードロオデは言う。「チームのため、日本のためにベストを尽くしたい」