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 日本生態学会(可知直毅会長)は、ネット上に「博物館とそれを支える学芸員の重要性を改めて確認します」という声明を出した。

 山本幸三・地方創生相が16日に「がんは学芸員」と発言したことがきっかけ。文化系の学芸員を念頭に置いた発言だったが、同学会の会員約4千人には博物館や動物園、水族館などの学芸員約200人も含まれ「役割が理解されていない」と危機感が広がった。

 声明は、19日に学会のホームページに掲載し、ツイッターでも配信。学芸員や研究員などの博物館職員について「日本の博物館は、国際的に高い評価を受けていますが、それは博物館職員の日々たゆまぬ努力の結果です」などと訴えている。

 学芸員は科学的に貴重な資料の収集や展示のほか、教育・普及活動も担う存在だ。「がん」発言後に学会で議論したが「社会に十分認知されていない」という声が多かったという。可知会長は「学会員にも世の中の理解や支援が重要だと再認識してほしい」と話している。(小堀龍之)