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 トランプ米政権が朝鮮半島に派遣を指示した米海軍の原子力空母カールビンソンについて、米軍関係者は週明けにも半島周辺に到着することを明らかにした。米国への帰還を1カ月延長させるという。防衛省は21日、海上自衛隊の護衛艦「あしがら」と「さみだれ」の2隻を海自佐世保基地(長崎県)から出港させた。カールビンソンと共同訓練を実施する方向で日程などを最終調整している。

 北朝鮮は25日に人民軍創建85周年を迎える。日米両政府は、北朝鮮が核実験やミサイル発射に踏み切る可能性があるとみて警戒を強めている。

 カールビンソンは当初、4月末に作戦活動を終えて米国に帰港する予定だった。今月8日にシンガポールから豪州に向けて出港した後、米太平洋軍のハリス司令官が予定を急きょ変更し、朝鮮半島近海に展開するように指示。その後も豪州との共同演習に参加しており、朝鮮半島周辺にはまだ到着していない。

 米軍関係者によると、現在、横須賀基地(神奈川県)を拠点とする原子力空母ロナルド・レーガンが整備中で「東アジアに力の空白が生まれてはいけない」と判断し、カールビンソンの朝鮮半島派遣を決定。これに伴い、米国への帰還も延長させたという。(ワシントン=峯村健司)