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 時代が変われば、人の好みも変わる。変化を見据えて新たなチューリップを求める取り組みが活発になる一方で、変化の中で失われたチューリップに目を向ける人たちもいる。

 「新品種を完成させるまで、20年はかかります」。2100品種のチューリップの球根を保管するだけではなく、新品種の開発にも取り組む県園芸研究所(砺波市五郎丸)の副所長、山口清和(53)はそう語る。

 開発はまず、掛け合わせたい品種を交配させ、さやを作る。さやの中の種を秋にまくと翌春、細い葉が出る。その葉が枯れてから小さな球根を取り、同年秋に植える。これを5年ほど繰り返すと花が咲く。花の色や形が珍しいか、生産しやすいかなどを検討し、品種化に向けて増やしていく。

 同研究所はこれまでに33品種…

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