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 麻生太郎財務相は21日、米ワシントンでの記者会見で、米国が求める日米二国間の貿易協定について、「環太平洋経済連携協定(TPP)より、米国が良い条件を取れる保証はない。どちらの方が日米にとっていいのか話をさせて頂く」として、米国側にTPPの利点を説明していく考えを示した。

 麻生氏は18日に初会合を開いた日米経済対話で、ペンス米副大統領から「二国間交渉を重視する考えを示されたのは事実」と認めた。そのうえで、「米国抜き」の11カ国でのTPP発効に向け、5月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)貿易相会合に合わせて共同宣言を出す可能性もあるとして、「選択肢の一つとして検討していく」と話した。

 経済対話で日米が協力できる分野として、米国の液化天然ガス(LNG)の活用や米国での新幹線建設などを挙げ、「答えが出しやすい」との見方を示した。

 ペンス氏は18日にあった経済対話後の会見で、「米国にとってTPPは過去のものだ」と述べ、トランプ政権が二国間ベースで貿易交渉を進めていく方針を強調した。(ワシントン=五十嵐大介

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