【動画】熊本城の上空をブルーインパルスがアクロバット飛行=平井良和撮影
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 熊本地震の被災地を元気づけたいと、東日本大震災で被災した航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)所属の飛行隊「ブルーインパルス」が23日、熊本県の上空を飛ぶ。熊本城近くでアクロバット飛行を披露した後、被害が大きかった益城町や西原村などの空を舞う計画。22日に本番に向けたテスト飛行があった。

 テスト飛行では、復旧工事のために鉄骨が通された熊本城天守閣のそばの青空に、スモークを使って六つの輪やハートを描き、見上げる人たちから大きな歓声が上がった。23日の熊本城上空での飛行は、午前11時~正午ごろの間の約20分間。その後、益城町などがある東へ向かう。

 ブルーインパルスは、自衛隊の活動周知などのために各地のイベントで演技飛行をする。東日本大震災で松島基地が津波を受けて使用不能となった際、九州新幹線全線開通の記念飛行のために福岡県の基地に滞在していて難を逃れた。地元住民から早期帰還を求める署名が届けられ、2年後に復旧が進んだ松島基地に戻った。

 熊本市は「東北で復興の象徴の一つにもなったブルーインパルスの飛行で、被災者を元気づけたい」と同基地に打診。熊本地震の発生1年となる時期の招致が実現した。パイロットには熊本県出身者もいる。(平井良和)