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 新茶の初取引が24日、本場の静岡茶市場(静岡市葵区)であり、過去最高の1キロ108万円を記録した。108歳の「茶寿」にかけた金額で、これまでの最高価格の10倍以上。単純計算すると湯飲み1杯1千円以上になる。参加者から驚きの声が上がった。

 生産者や茶問屋ら約800人が参加した。最高価格がついたのは、静岡県富士宮市の茶農家約80人が1年間丹念に世話してきた品種「さえみどり」。22日に1日かけて手もみで1キロ製造した。購入した同市の販売会社代表(39)は「農家の努力を見てきた。思いに応えたくて思い切った」。

 この市場での初取引では過去37年連続で静岡市清水区産の「やぶきた」(機械製造)が、最高価格の8万8800円を記録してきた。日本茶は近年、海外での人気などから高級化路線の商品も増えているという。(野口拓朗)