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 都道府県ごとに異なるフグ調理の資格を国内で統一することをめざし、研究者やフグの取扱高日本一の漁港がある山口県下関市の水産団体が研究会をつくる。より安全にフグを食べられるようにする狙いで、28日に東京で初めての会合を開く予定だ。

 厚生労働省によると、肝臓などに猛毒を持つフグの調理に必要な資格は、都道府県が条例などで独自に定めている。だが認定の基準はまちまちで、有資格者の監督下でフグ処理の仕事に3年以上就いていることが受験の要件の県もあれば、講習のみで試験制度がない県もある。

 北九州市内のフグ加工販売会社によると、国の統一基準がないことで、輸出しようとした際に難色を示されたこともあるという。

 研究会は厚労省の補助金を受けて、1年間かけて全国の条例や資格などの実態を調査。有毒部位の除去など認定する際に技術を評価する基準を、国内で標準化することなどを国に提言。将来は国家資格の創設をめざしていく。

 調査に協力する団体の一つ、下関唐戸魚市場(下関市)の見原宏社長は「国家資格ができれば、フグ食の安全安心につながる」と話す。(白石昌幸)