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 生活にかかわる事故の原因を調べる国の消費者安全調査委員会(委員長=宇賀克也・東大院教授)は24日、ライターの残り火による出火などの事故について情報収集した結果をまとめた。対策には、着火口が着火レバーでふさがれる「スライド式」のライターが有効だとした。

 消費者庁の事故情報データバンクによると、ライターの残り火があったとみられる事例は206件で、死亡事故も1件あった。着火装置の内部にたばこの葉やゴミがはさまり、着火レバーが元の位置に戻らないことが主な発生要因とされる。

 このうち、ライターの種類がわかる15件を調査委が分析すると、やすりと石をこすって着火する「やすり式」で8件、着火レバーを下に押し込んで点火する「押し込み式」で6件で、スライド式は1件にとどまっていた。

 調査委は、着火口を着火レバーでふさぐスライド式は異物が内部に入りにくく、残り火が発生しても着火レバーが着火口をふさいで火を消すとして、「スライド式が残り火対策として有効だ」とした。(末崎毅)