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 内戦が続くシリアでアサド政権による化学兵器使用疑惑をめぐり、米財務省は24日、同政権の化学研究施設で働く化学者ら職員271人に対し、米国内の資産を凍結する制裁を科したと発表した。米国はアサド政権が化学兵器を使用したと断定しており、これらの職員が化学兵器製造に関与したとしている。

 同日会見したムニューシン財務長官は「この広範な制裁の対象は、罪のない市民や女性、子供を恐ろしい化学兵器で攻撃したアサド政権の化学施設だ」と話した。職員271人の米国内の資産を凍結し、米国人や米国企業との金融取引も禁止した。制裁対象になった職員は2012年から化学兵器の製造に関わっていたという。

 シリアでは今月4日、北西部で化学兵器とみられる攻撃があり、米国は6日、アサド政権の空軍基地をミサイル攻撃した。(ワシントン=福山亜希)