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 東日本大震災を巡り「東北で良かった」などと発言した佐賀県出身の今村雅弘衆院議員(比例九州)が26日、復興相を辞任した。原発事故で故郷を離れたままの自主避難者について、「本人の責任」とした今月上旬の記者会見での発言などともあわせ、出身の佐賀県内でも厳しい声が聞かれた。

 東日本大震災後に福島市から佐賀市に自主避難してきた渡辺弘幸さん(55)は、「復興相なのに東北の現場の状況をよく分かっているのか。もし玄海原発が事故になれば、今村さんの地元も汚染される。何も見えていない大臣で、もう少し物事をよく考えて発言してほしかった」。

 自主避難者を「本人の責任」と発言したことには、国際基準で平常時の一般人の限度とする年間被曝(ひばく)値が1ミリシーベルトなのに、国は避難指示解除の目安を年間20ミリシーベルトとしていることを挙げ「この基準で『戻れ』と言う方がおかしい」と批判した。

 今村氏の出身地、同県鹿島市の主婦(61)は「佐賀県民、鹿島市民であることが恥ずかしくなる発言で、怒り心頭」と憤る。「去年、熊本地震があったばかりで、『九州で良かった』なんて地元で言えるのか。被災者の心情、やるせなさを全くわかっていない。大臣うんぬんの前に、人間として失格だと思うし、とても悲しい」と話した。

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