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 ニュースアプリを運営するグノシーが、「あの野菜に思わぬ効果が!」といった思わせぶりなタイトルで期待をあおり、中身がともなわない「釣り記事」への対策に乗り出す。記事ごとに読者に「満足している」「気に入らない」などの評価をしてもらう仕組みを、6月から導入。悪質な記事で不満を持った読者が離れるのを防ぐ。

 ニュースアプリやSNSは新聞社、ネットメディアなどから記事の提供を受ける。グノシーでは約600媒体から1日に配信を受ける数千本の中から、人工知能(AI)がどの記事を載せるか選んでいる。見出しは配信側が付けたものを使っている。

 AIは各媒体の影響力や、SNSでシェア(共有)された数など複数の要素で判断する。ただ、タイトルが目立つ記事は、中身を読まずSNS上でシェアする人も多い。タイトルに見合う内容の記事と、配信者がクリック数を稼ぎ広告収入を得ようとする「釣り記事」の境目はあいまいで、今のAIで見分けるのは難しいという。

 グノシーは、満足度に加え、記事が最後まで読まれた割合などをもとに、釣り記事を見つける考え。将来的にはAIで釣り記事を排除できるようにする。開発担当者は「ニュースアプリの質を保つための手を打つ」と話す。

 フェイスブックも昨年から、「××した驚きの結果!」といった釣り記事によく使われる文言をAIが見つけ、スタッフが実際に記事を確かめるようにした。フェイスブックジャパンは「読者は釣り記事を読む時間を取られる。できるだけ早く摘み取り、意味のある記事だけを残したい」(広報)と話す。(奥田貫)