[PR]

 柔道5段以上の選手が参加する全国高段者大会(朝日新聞社後援)が28日、東京・講道館であり、約1300人がベテランの技を競った。

 この春、中国・北京市柔道協会の男子監督に就任した6段の鳥居智男さん(43)も参加。将来は中国のナショナルチームで指導者になることを視野に入れる鳥居さんは、「中国では大会に出られない。自分の柔道をさらに磨く機会にしたい」。

 昨年夏、全日本柔道連盟の山下泰裕副会長が主宰するNPO法人「柔道教育ソリダリティー」の国際交流事業で派遣され、中国へ。その際に北京市の体育協会から、「柔道の指導をしてほしい」と要請を受けた。

 東海大時代から国際大会で活躍し、2004年アテネ五輪では、男子66キロ級で内柴正人と代表を争った。自身の五輪出場はかなわなかったが、指導者として「世界に通用する柔道家を育ててきたい」と話す。

 単身赴任の現地暮らしで、15~35歳の約30人の男子選手に柔道を教える。派手な技を好む中国の選手に、地味な寝技や、しぶとく戦う姿勢を教え込むのが難しいという。5月には教え子たちを日本に呼び、東海大などで合宿を張る。(波戸健一)

こんなニュースも