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 銀行が無担保で多額のお金を貸すカードローンで、複数の借金を一本化する「おまとめローン」が、消費者金融への法規制の「抜け穴」になっている。消費者金融の借金は上限規制があるが、規制外の銀行の「おまとめ」に移せば、消費者金融から新たな借金ができる可能性があるからだ。多重債務を懸念する弁護士らは銀行への法規制を求めている。

 「複数のお借り入れを一つにまとめて返済を楽に!」。ある地方銀行のホームページには、「おまとめローン」のメリットをうたう宣伝文句が並ぶ。複数の借金をまとめると金利が下がり、返済日も集約できて管理しやすい、という。

 このローンが、消費者金融を規制する貸金業法の「抜け穴」になっている。

 同法で消費者金融は「年収の3分の1超」の貸し付けができない。例えば、消費者金融で年収の3分の1まで借りる。その後銀行のおまとめローンに借り換えると、消費者金融の借金はいったんなくなり、再び消費者金融から「3分の1」まで借りられる。銀行と消費者金融からの借金が積み上がりかねない。

 また、銀行は貸金業法の規制外なので、おまとめローンからさらに上乗せして、年収の3分の1超の額を貸すことができる。カードローンを比較できるカカクコムのサイトには、「銀行からの借り入れは(貸金業法の)総量規制の対象外で、おまとめローンを利用した場合でも、追加融資をしてくれる可能性がある」と記されている。

 おまとめローンは銀行にとってメリットだ。複数の消費者金融などが受け取っていた利息を、1行でまとめて受け取れる。貸付額が大きくなり、利息収入も期待できる。

 多重債務に詳しい三上理弁護士は「銀行に借金を集約したあと、消費者金融などで借り入れを増やし、破綻(はたん)する人は多い」と指摘する。1千万円近い借金を銀行で一本化し、そのあと他の銀行や消費者金融で借金を重ね、総額が年収の3倍超の2600万円まで膨らんだケースもあるという。

 おまとめローンを提供する銀行…

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