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(2日、巨人5―0DeNA)

 巨人の菅野智之が3試合連続の完封。六回以降は1人も走者を許さなかった。打線は一回に坂本勇のソロで先制し、五回にマギーの適時打で加点した。

 八回を終え、球数はすでに今季最多の127球。額には汗がたまり、肩は上下する。それでも、巨人の菅野は「最後まで投げきる」。志願して九回のマウンドへ駆けていった。

 3番から始まるDeNA打線を三者凡退に。135球。3試合連続の完封勝利は、セ・リーグでは1989年の巨人・斎藤雅樹(現巨人2軍監督)以来28年ぶりの快挙だ。「最高に気持ちいい。やりました!」

 菅野にとって、斎藤2軍監督は「目標の投手」。右腕が入団した2013年は1軍の投手コーチだった。11試合連続完投勝利のプロ野球記録を持つ斎藤コーチに「完投できる投手を目指そう」と育てられてきた。

 だが、タイプは違う。同コーチのような鋭く曲がるスライダーはないが、そのぶん磨いたのが制球力だ。ストライクゾーンの両端、高低、さらには奥行きも意識しながら練習した。

 この日は、無四球。どんなカウントからでも際どいコースに投げられるから、相手は的を絞りづらい。六回以降は走者を一人も出さなかった。そして、「完投」を目指して5年かけて鍛えた体力にも自信がある。終盤にも余力は残っていた。九回に筒香を中飛に打ち取った直球は150キロを計測した。

 なにより、この27歳はエースとしてのプライドが強い。分業制が進み、100球前後で降板する先発投手が多いなか、「任されたからには最後までマウンドに立っていたい」。菅野なら、6試合連続完封の日本記録も夢ではなさそうだ。(山口裕起)

 ○坂本勇(巨) 一回、開幕戦以来の2号ソロ。「智之(菅野)から試合前に、『5点くらい取ってください』と言われたので、よかった」

 ○高橋監督(巨) 3試合連続完封の菅野について、「本当に、こちらから言うことはなにもない。さすが」。

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