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 英王室は4日、エリザベス女王(91)の夫エディンバラ公フィリップ殿下(95)が今秋、公務から退くと発表した。8月中までは女王に付き添っての公務や単独公務の予定があるが、それ以降は新たな招待は受けないという。ただ、フィリップ殿下の意思で、今後も時折、公式行事に出席する可能性がある。

 英王室によると、来月10日に96歳の誕生日を迎えるフィリップ殿下は、現在も慈善団体など780以上の団体のパトロン(後援者)や会員を務めている。今後も団体への関与は続けるものの、行事に出席する「積極的役割」からは退く。英BBCなどによると、フィリップ殿下の昨年の公務日数は110日に及んだ。90歳になった2011年には複数の団体のパトロンを退いた。

 英王室は声明で、「女王は王室メンバーの支援を受けて、これまで通り公務を続ける」とした。

 在位期間が65年を超え、歴代国王の最長記録と長寿記録を更新中のエリザベス女王は、昨年末に慈善団体など一部団体のパトロンから退き、公務の軽減がはかられたが、退位するとの話はない。一方、欧州の王室ではスペインとベルギー、オランダで13~14年にかけて高齢などを理由にした国王の退位が行われた。(ロンドン=渡辺志帆

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