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 ロシア国内で5日までに、無料通信アプリ「LINE」がほぼ使えなくなった。顧客の個人データ保存などを義務づけたネット規制法に違反していると、当局に判断されたとみられる。

 ロシアの連邦通信情報技術マスコミ監督庁は先月28日、LINEを含むいくつかの通信サービスを禁止リストに掲載。通信各社は4日以降、スマートフォンなどからのLINEへのアクセスを順次ブロックする措置をとっている模様だ。

 ロシアのネット規制法では、SNS事業者に対して、ロシアの顧客の個人情報を国内に保存し、当局が求めた場合は提出を義務づけている。LINEはこの条項に違反していると判断されたとみられる。

 ロシアでは昨年11月には米国のビジネス向け交流サイト「リンクトイン(LinkedIn)」が同様の理由でブロックされた。

 一方、多くのロシア政府高官らが愛用しているツイッターやフェイスブック、インスタグラムについては、5日現在、サービスは継続されている。(モスクワ=駒木明義