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 指定暴力団神戸山口組(本部・兵庫県淡路市)内の最大組織「山健組」が9日、傘下組長らを集めた定例会を神戸市中央区で開いた。捜査関係者によると、傘下団体の約3分の1にあたる三十数団体の組長が欠席。神戸山口組を離脱し、織田絆誠(よしのり)・元副組長(50)を代表として4月30日に結成を表明した新組織「任俠(にんきょう)団体 山口組」側に加わるとみられる。

 捜査関係者によると、神戸山口組側は離脱の動きをみせていた傘下組長らに対し、9日を復帰の猶予期限としていたという。この日の定例会は山健組の事務所で開かれ、兵庫県警の捜査員らが傘下組長らの出入りの状況を確認した。

 離脱騒動を巡っては、神戸市中央区で4月30日、神戸山口組と新組織側の組員同士が殴り合い、双方が暴行容疑で逮捕される事件があった。今月6日にも同区の路上で、新組織側の組員が複数の男に暴行され負傷し、県警が捜査している。

 警察当局は今のところ、一連の離脱騒動を神戸山口組の分裂ではなく、内紛と位置づけている。分裂とみなした場合、新組織は指定暴力団から外れ、暴力団対策法の規制対象にならない恐れがある。県警幹部は「規制対象として取り締まりを続ける。今後も両者の動向を注視していく」と話す。