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 三菱重工業は9日、子会社の三菱航空機が開発する国産初のジェット旅客機MRJの機体組み立てに関わる従業員ら約570人を一時的に配置転換する方針を明らかにした。度重なる設計変更で量産開始が遅れ、人員に余剰感が出ているため。

 三菱重工の宮永俊一社長が、都内で開いた会社の事業説明会で表明した。配置転換の対象は三菱重工と三菱航空機の従業員。MRJに携わる人員約2850人(今年2月時点)を、2018年4月までに2割程度減らす。MRJの設計作業を終えた社員が別の部署に移るケースも含んでおり、米ボーイング向けの部品をつくる部署などに配置する見込み。量産が始まれば必要な人員を元に戻す。

 MRJの初号機納入は当初、13年の予定だったが、設計変更が相次ぎ、20年にずれ込んでいる。宮永社長は「(旅客機が事業をするために必要な)型式証明をとるための作業は、かなり終わっている。開発は最終段階。機体構造の設計はほとんど変わらないので、自然減の部分もある」と話した。