[PR]

 NTTコミュニケーションズ(コム)は10日、海底に光ケーブルを敷く大型船「きずな」を東京・お台場で報道陣に公開した。3月に完成し、全長は109メートル。災害時には移動電源車などを運ぶほか、携帯電話の基地局として沿岸の通信を復旧させたり、NTTグループの前線本部になったりする。

 普段は日本近海で海底ケーブルの保守や設置をする。水深2500メートルの海底でケーブルを修理するための無人潜水ロボットも備える。正確な位置にケーブルを沈めるため、波や風を受けても誤差10センチ程度の精度で船の位置を自動的に保てるという。

 ケーブル工事に特化していた従来の船と違い、災害時向けの機能を強化した。大型車やコンテナを積める広い甲板や、天井が大きく開く荷室を設け、たくさんの物資を運べるようにした。会議室もあり、衛星回線で外部とつなぎNTTグループの前線本部などに使う計画だ。(徳島慎也)