[PR]

 新生児の小頭症との関連が指摘されるジカウイルス感染症(ジカ熱)について、ブラジル保健省は11日、緊急事態宣言の解除を発表した。感染者の報告数はピークを過ぎ、大幅に減少したという。宣言は国内で流行が拡大した2015年11月に発表していた。

 ジカ熱はブラジル北東部から感染が拡大。昨年は4月中旬までに17万件超に達した。当初から妊婦が感染すると小頭症の新生児が生まれる可能性があると指摘され、昨年8月のリオデジャネイロ五輪では一時、開催を危ぶむ声も出た。

 だが、保健省によると、今年の感染者の報告は、4月中旬までで7911件と大幅に減った。

 15年以降、小頭症の疑いがある新生児の報告は1万3490件。そのうち2653件が実際に小頭症と確認された。現在も検査中のケースも約2800件あるという。政府は今後も患者や家族への支援を続けるとしている。

 ジカ熱を巡っては、世界保健機関(WHO)も昨年2月に緊急事態を宣言し、世界的な感染拡大に注意を呼びかけたが、同年11月になって解除を発表した。(サンパウロ=田村剛

こんなニュースも