内閣府の研究支援制度「革新的研究開発推進プログラム」(ImPACT)による研究で、科学的なデータが不十分なまま「カカオ成分の多いチョコレートを食べると脳が若返る可能性がある」と発表していたことがわかった。研究の統括者は「行き過ぎた表現だった」としている。

 同制度は、新素材やロボットの開発など16分野について、既存の技術を大きく超える成果を出す大学や企業の研究を支援するのが目的。2014年から5年間で総額550億円を充て、分野ごとに選ばれた「プログラムマネジャー」(PM)が研究を統括する。

 データが不十分なまま発表されたのは、チョコの摂取と大脳皮質の関係を調べる研究。京都大や民間企業で脳科学を研究してきた山川義徳氏がPMを務めた。制度に応募した製菓大手の明治に、実験参加者30人分の脳機能の検査費300万円を支援。チョコを4週間食べた前後の大脳皮質の量などを調べた。

 明治は1月、山川PMのチームとの共同研究の成果として、「カカオ成分の多いチョコを4週間食べると、大脳皮質の量を増やし、学習機能を高める可能性があることを確認した」と発表。一方、この結果については触れず、研究の開始を紹介する広告を朝日新聞などに出した。

 通常、食品の効果を科学的に裏…

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