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 政党の代表といえば「党の顔」。でも、東京都議選で話題になっている地域政党「都民ファーストの会」の代表は、小池百合子・都知事ではない。約1カ月後の告示に向けて候補者の擁立を進めているが、小池氏の肩書は「特別顧問」。では代表はどんな人なのか。

 今月16日、「都民ファーストの会」の都議選対策本部が設けられ、入り口に看板を掛けた小池氏が報道陣を前に話した。

 「特別顧問として、新しい議会の勢力をつくるため、(候補者の)皆さんに大いなるエールと風を送っていきたい」

 政治団体「都民ファーストの会」は、小池氏が塾長を務める政治塾を運営する目的で昨年9月に設立された。今年1月には地域政党として活動することを発表。支持勢力も含めて都議会(定数127)の過半数獲得をめざして、候補者の擁立を進める。ただ、小池氏は「都政課題に集中するため」として、当初から代表に就かなかった。

 自治体の長として地域政党を率いた例では、「大阪維新の会」の橋下徹・大阪府知事(当時)や、「減税日本」の河村たかし・名古屋市長がいる。いずれも組織のトップに就いた。

 なぜ、代表にならないのか。4月25日にインタビューに応じた小池氏は、代表について「考えていないことはない。全ての選択肢はある」と答えたが、3日後に「特別顧問」に就いた。

 対立する都議会自民党のベテラン議員は、政党代表としてあらゆる局面で矢面に立つのを避ける意図と読む。「安倍首相と対決構図になる可能性を気にしているのでは」。自民党衆院議員から知事に転じた小池氏は、いまも自民党籍だ。

 政治評論家の有馬晴海さん(59)は「地域政党の代表より知事の肩書の方が他党の応援を受けやすく、応援もしやすいと判断したのだろう」と、他党との連携に配慮しているとみる。(石井潤一郎、小林恵士

野田氏は元秘書の「門下生」

 代わって代表を務めるのは野田数(かずさ)氏(43)。旧保守党の衆院議員時代の小池氏の秘書を務め、「小池門下生」を自任する。都庁では小池知事の特別秘書だ。

 大学卒業後に「東京書籍」に入社し、1カ月ほどで退社。野田氏の著書によると、「歴史教科書のあり方に疑問を持ち政治の道へ」。東京都の東村山市議などを経て、2009年に自民党公認で都議に初当選した。しかし、12年5月に「ムラ社会」と批判する都議会自民党を離脱した。そのころから言動がたびたび注目された。

 12年2月に月刊誌「正論」に…

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