[PR]

 長崎県営バスは6月から、運転免許証を自主返納した人を対象に、路線バスがエリア限定で乗り放題になる「免許返納者パス制度」を始める。高齢や病気などを理由に自主返納を考えている人に返納を促すのが狙い。今月25日から1カ月(3千円)、3カ月(9千円)のパスを販売する。

 昨年6月に諫早市と大村市で始めた社会実験を踏まえ導入を決めた。県交通局によると、5月15日までに諫早市で30~87歳の44人、大村市では65~93歳の25人が自主返納し、パスを購入した。返納者の増加率は県内の周辺自治体より高かったという。

 制度の対象は、長崎、諫早、大村の各市と長与町に住む人で、免許を自主返納し、昨年4月1日以降に運転経歴証明書の交付を受けた人。長崎(長崎市、長与町)、諫早(諫早市、大村市の今村・溝陸地域)、大村の各エリアの利用者が住む地域で乗り放題になる。

 制度を使えるのは、運転経歴証明書の交付日から1年間。昨年4月から今年5月末までに交付を受けた人は来年5月分まで。パスは県営バスの各ターミナルと矢上営業所(長崎市)、長与営業所(長与町)で販売する。購入の際には運転経歴証明書を示す必要がある。問い合わせは、県交通局(095・822・5144)。(堀田浩一)