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 歌舞伎俳優の市川猿之助さん(41)が16日、大阪・道頓堀の大阪松竹座で上演している五月花形歌舞伎の「金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)」に出演し、通算1千回の「宙乗り」を達成した。

 猿之助さんは午後1時半ごろ、怨霊と悪鬼が合体した扮装で、花道にある「すっぽん」と呼ばれるセリから煙とともに登場。ワイヤに吊(つ)られ、3階席の後方までゆっくりと宙に浮きながら演技した。客席からは手拍子がわき起こった。

 猿之助さんは「私一人で成し遂げたものではなく、猿翁の伯父、澤瀉(おもだか)屋一門やご共演の皆様はもとより、スタッフの皆様、そしてなにより、ご声援をくださったお客様あっての千回だと思っております。こののちも、引き続き皆様のお力添えをいただき、回数を重ねることができますれば、いつの日か猿翁(えんおう)の伯父の回数(5844回)に追いつくことができるのではないかと思っております。今日はその通過点として、まずは無事に宙乗りができましたことを喜びたいと思っております。ありがとうございました」とコメントした。(向井大輔)